抱き癖がつく?泣いてすぐに抱っこしない方がいい!は間違い最新考察

抱き癖がつく?泣いてすぐに抱っこしない方がいい!は間違い最新考察育児の悩み
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抱き癖って本当にあるんでしょうか?

おばあちゃん世代の人に会うと決まって「もう抱き癖がついちゃったね」というニュアンスのことを言われて、笑い話になります。

内心、抱き癖って、そんなに大変なものなの?くらいにしか思っていませんでした。

 

しかし、本当の辛さを感じるのは数ヶ月後のことでした。

 

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生後4ヶ月の抱き癖の状態

抱っこ

私にはもうすぐ4ヶ月になる赤ちゃんがいます。
生後2ヶ月目くらいから抱っこの要求が激しくなったなと感じるようになりました。

「背中センサー」という言葉を知ったのもこの頃です。

抱っこしていたら眠ったように見えたのでベビーベッドに寝かせようとしたところ、赤ちゃんの背中がベッドに触れた瞬間に起きてしまい泣き出すことが良くあります。
まるで背中にセンサーがついていて、抱っこされているのか、ベッドに置かれたのか判別しているように感じる事から出来た言葉のようです。

背中センサーが働きだしてからは、ベッドに寝かせると起きることを前提にラック等に寝かせるようにしました。ラックでしたら置いた時に目を覚ましたとしても揺らすことでまた寝てくれることがあるからです。

しかし困った事に、ラックは有効ですが、眠くなると泣き出して毎回抱っこを要求してきます。

 

抱き癖とは

抱き癖とは

泣いている子どもをすぐに抱っこしていると、赤ちゃんは賢いので泣けば抱っこしてもらえることを覚えます。
そして抱っこしてほしいとすぐに泣いて抱っこを要求するようになります。
また、抱っこされていないと泣いて抱っこしてもらおうとします。

この状態を抱き癖と呼びます。

特に、今子育てをしているママが生まれた頃に抱き癖をつけないようにと盛んに言われていました。
そのため、姑から口うるさく言われている方もいると思います。

昔、子育てした世代の方は抱き癖について神経質なくらい気にしているようです。
先日、スーパーで買い物をしている時にまだ買い物カートに座らせることもできないので抱っこして買い物をしていたら、見知らぬおばあさんから「あらら、もう抱き癖がついたのね」と言われびっくりしました。

 

昔は抱き癖をつけないために泣いても放置していた

抱っこ癖をつけない

職場で70歳代の方と話をしていた時に、「最近はよく泣いていて、抱っこしている時はいいけど置くとすぐ泣くんですと話す」と、「それは抱き癖がついているんじゃない?少しくらい泣いてもいいから放置しておけばいいのよ」と言われました。
この話を聞いた時にはそういうものなのかと思いましたが、実際に放置なんてできませんでした・・・。

周りの話を聞いているともっと深刻で、ただでさえ産後は神経質になっているのに姑から何度も言われたりして気が滅入ってしまう方も多くいます。

戦後は、アメリカからいろんな物が入ってきました。それとともに抱き癖の情報も入ってきて日本でも根付いたようです。抱き癖は日本だけの考え方ではなかったということです。

 

なぜ抱き癖はつけない方がいいのか?

抱き癖

昔は、今ほど高性能な家電はなく家事をこなすだけでも時間がかかりました。
さらにその前は家電もなく家事だけで1日が過ぎて行く時代です。
そうした環境で子どもを抱っこしていたら家事が終わりません。
家事をしていると赤ちゃんが泣いていても気づかずに少しの間ほったらかしになることがありました。

赤ちゃんは環境に適応する能力がとても高いです。
そのため、この泣いても抱っこされないことを学び泣かなくなるのです。

そうすると家事もしやすくなりますし、おとなしい子どもとして扱いやすいと思われたのでしょう。
最初は仕方なくだったかもしれませんが、泣かなくなって子育てが楽になったという結果オーライということで広まったのです。

 

今はいくら抱っこしてもいいが主流

抱っこしてもいいが主流

この話について病院で聞いてみました。

先生の話では昔はそういう考えもあったけど、今はどんどん抱っこしてあげるのが主流となっているとのことでした。
他にも看護士や育児のことを相談する相談員にも聞いてみましたが、みんな同じような回答です。

また、抱っこできるのも小さい頃だけ!沢山抱っこして愛してあげる方が表情豊かになりますよということです。

保育園でも抱き癖にかかわらず深刻に考えられている方がいます。
今だけの悩みで将来に影響しないような内容なら今だけの悩みだから好きなだけ子どもしたいようにさせてあげるのがいいという話をします。

子どもは遊びの中から学ぶと言われています。子どもなりにいろんな実験をして情報を集めています。

 

サイレントベイビーにしないように愛情をこめて抱っこしよう

抱き癖

前述したように海外でも同じような考えが広がっており、研究がされたそうです。
泣いているのに放置していると確かに泣かなくなります。
また、泣いたら抱っこしていると抱き癖がついて抱っこされるまで泣くようになります。
しかし、研究の結果、抱っこしないで放置した子は、抱っこした子に比べて表情乏しいサイレントベイビーになる可能性があることが指摘されました。

この結果を受けて今はいくら抱っこしてもいいし、抱っこしてあげることによって感情豊かな子どもに育つという考えが一般的になっています。

現在では、抱き癖は根拠ない経験則による大人の都合でできた言葉という方もいます。

 

口うるさく言ってくる場合の義母・姑対策

姑対策

病院や保健師に話を聞くと沢山抱っこしてあげて大丈夫と言われます。
一方で、家に帰ると(特に旦那の家に住んでいると)姑から抱き癖のことを言わることがあります。
昔と考え方が違うと言ったところでなかなか信じてもらえないだけならまだしも、関係がこじれる可能性もあります。
子育てだけでも大変なのに居づらくなったり、赤ちゃんに影響があったりすると大変です。

いつもは姑と普通に応答できたり、話が出来ていたりしていても大切な赤ちゃんのことだからつい強い口調で言ってしまうことがあります。
でも、ぐっと抑えてこういう時こそ冷静に対応することが必要となります。

保育園やネットでも沢山相談されています。
それをまとめて対策方法として上手に対応してもらえたらと思います。

 

抱っこを減らす

泣いていたらすぐに抱っこしていませんか?もし、そうなら抱っこを減らすことができます。
後述している「抱っこしすぎて腰が痛い方へ!抱っこ要求対処法」を参考にしてください。
抱っこの回数が減らせます。

 

赤ちゃんの世話以外のことを上手に頼む

家のことや赤ちゃんの世話以外のことを上手に頼んで赤ちゃんのことはママだけができるようにします。
上手に頼むというのが難しいですが義母のいいところを褒めるようにしたり、行動に助けられたと感謝をしたりして赤ちゃんの直接の世話はママに、他のことは義母にという流れを作ります。

 

権威ある人の言葉とする

姑からすると私は既に立派に子育てした経験があるのだからという思いが強くあります。
そのため、姑よりも権威があったり、経験があったりする人の言葉として伝えます。

例えば、出産後退院の時に先生に「出産後によく相談されることだけど、昔は抱き癖がつくから泣いても抱っこしないように言われていたが、今は研究されて沢山抱っこした方が表情豊かに育つし、抱っこしないと無反応なサイレントベイビーになるかもしれないと言われています。」と言われたした。
義母が出産された時はやはり抱き癖のこと言われたのですか?というように伝えます。

 

世間やご近所さんでの話とする

テレビをよく見る義母だとテレビで言っていたとか、先日あった近所の方に言われたとかも有効です。
近所の方の場合は人物を特定すると後で確認される可能性がありますので、実際に話していない場合は実名を出したり、どこの家の人などと言ったりしないようにします。

 

旦那に言ってもらう

最終手段として旦那から言ってもらうことも有効です。
旦那から義父へ義父から義母へというのもあります。
旦那も義母と同じような考えの可能性もあるのでよく確認してください。
一緒に病院や検診に言って先生や看護士、保健師から旦那に言ってもらいそこから姑に伝えるのもよいかもしれません。

 

抱っこしすぎて腰が痛い方へ!抱っこ要求対処法

腰が痛い

いくら抱っこしてもいいと言われて沢山抱っこしていたら腰が痛くなったという方は多いと思います。
私もその1人です。生まれたばかりの赤ちゃんは軽いし小さいし抱っこするのもどきどきです。
でも、毎月1kgぐらいずつ体重は増えていくし、いくら軽くても長時間だと堪えます。

 

抱っこの要求かどうかを確認する

赤ちゃんが泣いている原因は複数考えられます。
泣いたらすぐに抱っこせずにまずはオムツを確認するなど泣いている理由を探っていきます。
そうすることで泣くとすぐ抱っこしている時より格段に抱っこする回数が減ります。
新生児が泣き止まない原因とパパでもできる5つの対処法を参考に見てください。

 

他の場所に移動させてみる

ベビーベッドにいて泣いている時にバウンサーに移動したら泣き止むことがよくあります。
さっきまでの状況や遊びに飽きているだけかもしれません。
また、赤ちゃんは暑がりの子が多いのでずーっと同じ体勢でいて背中だけが熱くなっているのかもしれません。
状況がかわるだけで新しい状況をまじまじと確認したり、楽しんだりしてくれることもよくあります。

 

抱っこせずに遊ぶ

お母さんが一緒に遊んであげるだけで楽しくなります。
一緒におもちゃで遊んだり、いないいないばぁをしたりして遊んであげると機嫌がよくなり抱っこが必要ない時もよくあります。

 

抱き癖があっても改善できる!赤ちゃんの豊かな表情を楽しもう

赤ちゃん

実は泣いている原因が抱っこをしてほしいという理由とはかぎりません。
オムツが濡れているから?
遊んでほしいから?
お腹が空いたから?

赤ちゃんの欲求に沿った対応が一番です。

赤ちゃんが要求しているのは抱っこだけではありません。
抱っこ以外にも赤ちゃんの要求に応える方法はありますし、抱っこを要求している時もあります。
赤ちゃんをよく観察して何をしてほしいかいろいろ試してみましょう。

このようにしていれば抱き癖のことは気にしなくても自然と2歳くらいには抱っこしなくてもよくなります。

 

ただし、1歳過ぎて歩き出したら考えよう

歩き出したら考えよう

泣いたときの抱っこはどんどん積極的にしていいことが分かりました。
しかし、いつまでも抱っこしてあげられるわけではありません。
3歳になっても抱っこをせがむ子がいます。
もちろん、何かショックなことがあった時などに抱っこしてあげるのはいいことです。
しかし、大きくなっても甘えの抱っこが習慣では親は困りますし、子どものためにもなりません。

もし抱っこ癖がついていても直すのにいいタイミングがあります。
それが歩けるようになった時です。
1歳前後から歩けるようになります。
歩けるようになると歩くことが楽しくなり親の都合で抱っこやベビーカーに乗せようとしても泣いて歩きたがります。
このように歩くことに興味が出てきたら積極的に歩いて抱っこ癖を解消しましょう。

 

新生児が泣き止まない原因とパパでもできる5つの対処法
新生児が泣き止まなくて1日中目が離せなかったりします。赤ちゃんは泣くのが仕事と言われますが、ほっとおけません。今回は新生児の泣く原因と泣いた時の対処法を新米パパでもできるように丁寧に説明します。

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